12日午後、女性が運転するスクーターが中部・彰化県内の中山高速道路を走っているのをパトロール中の国道警察が見つけた。警察車両4台で停車するように試みたが、女性は制止を振り切り、約44キロ離れた中部・台中市内のインターチェンジから逃走した。今後監視カメラの映像などからスクーターの所有者を特定し、事情を聞く方針。
警察によると、警察車両でスクーターを挟むようにするなどして路肩に停車するように試みたが、女性は隙間を縫うようにして逃走を続けた。最終的には渋滞する車両の間をすり抜け、一般道に下りたという。
道路交通管理処罰条例に基づき、スクーターが高速道路に誤進入した場合、最高6000台湾元(約2万8000円)の過料が科される。また道路上で蛇行したり、危険な運転をした場合には最高2万4000元(約11万円)の過料が科された上で6カ月間のナンバープレート差し押さえとなる。
また今回の事例では女性が制止を聞かずに逃走したため、別途最高3万元(約18万8000円
)の過料が科され、6カ月の免許取り消し処分になる可能性もある。