(台北・花蓮中央社)前線や南西からの季節風などの影響により、台湾各地は24日ごろから豪雨に見舞われている。27日には東部・花蓮県を流れる万里渓上流に形成されたせき止め湖について、24時間以内に水があふれる可能性が高まったとして、警戒レベルが引き上げられ、農業部(農業省)が中央災害対策センターを開設した。
せき止め湖の貯水量は満水時の70%に達している。農業部林業・自然保育署の廖一光(りょういっこう)副署長は中央社の記者に対し、同署の花蓮分署が午後0時にせき止め湖の警戒レベルを4段階で最も高い「レッド」に引き上げたと説明。中央災害対策センターを開設し、土砂災害や水位変化に関して監視を行うとした。
警戒レベルの引き上げを受け、万里渓の下流を走る幹線道路、台9線の3カ所の橋が予防的通行止めとなった他、台湾鉄路(台鉄)も万里渓を通過する区間で最高速度を60キロに制限し、水位に異常が見られた場合は運転を見合わせるとした。
また万里渓下流の2郷鎮7村里では70戸186人が避難した。