(台北中央社)文化部(文化省)は21日、台湾映画の国際化を支援する「大航海計画」で、国際的市場における潜在力やメディアミックスの可能性がある長編作品を対象とした「国際旗艦の部」に、第1弾として3作品を選んだと発表した。各作品に最高で1億台湾元(約5億円)の補助金を提供する。
大航海計画は、世界の資金や人材を呼び込むことで、市場のリスク分散や作品の国際的注目度向上、人材育成などを図り、台湾映画の商業的競争力や芸術的価値を高める狙いがある。昨年、「台湾物語開発国際協力計画」を皮切りに始動し、初年度は52件の申請の中から5件が選出された。
「国際旗艦の部」の補助対象に選ばれたのは、「君が最後の初恋」(当男人恋愛時)のベロニカ・ジン(金百倫)エグゼクティブプロデューサー、チェン・ウェイハオ(程偉豪)監督、イン・チェンハオ(殷振豪)監督が再びタッグを組むアクションコメディー「瘋子蝦夫」▽「茶金 ゴールドリーフ」のリン・ジュンヤン(林君陽)監督がメガホンを取り、小坂史子、チャン・ヨンチャン(張永昌)、ヤオ・ウェンチー(姚文智)が共同でエグゼクティブプロデューサーを務める「甘露水」▽「弱くて強い女たち」(孤味)のリウ・ワンリン(劉宛玲)エグゼクティブプロデューサーとシュー・チェンチエ(許承傑)監督が手掛ける「変形者集結:虎姑婆」—の3作品。
「瘋子蝦夫」は、台湾のロブスター場の中年男性が北朝鮮に渡り、奇想天外な冒険を繰り広げるというストーリー。台湾や韓国の人気俳優が集結する。
「甘露水」は、日本統治時代に活躍した台湾の彫刻家、黄土水とその妻、廖秋桂の物語を描く。
「変形者集結:虎姑婆」は、台湾の民間伝承を軸に、その中で登場する妖怪「虎姑婆」や嗅覚が鋭い若者「好鼻師」、うそつきな「白賊七」などが超自然の陰謀に対抗する「台湾版ヒーロー」映画となっている。