(台北中央社)中華民国野球協会は7日、来年2月下旬に台北市の台北ドームで行われる台湾のチームと福岡ソフトバンクホークスの交流試合に合わせ、ソフトバンク球団会長の王貞治氏に台湾訪問を打診したと明らかにした。王氏からは「体の状況が許せば、喜んで応じる」との返答があったという。
ソフトバンクとの交流試合は来年3月に日本で開幕する野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)のウオーミングアップとして行われるもので、台湾プロ野球、中信ブラザーズとWBC台湾代表がそれぞれ対戦する。
王氏はこれまでにも公益活動やスポーツ関連イベントで複数回訪台しており、2023年12月には台北ドームの開業を記念して行われた始球式に登場した。
野球協会の辜仲諒(こちゅうりょう)理事長が王氏に打診し、滞在期間中の台湾チームへの指導を要請した。また、協会は王氏の訪台中、「野球講座」を開催する計画で、王氏の豊富な経験と野球に関する深い知恵を通じて台湾の野球界と交流し、より多くの野球人に刺激を与えたいとしている。
交流試合は来年2月25日に中信戦、26日にWBC台湾代表戦が行われる。
