(台北中央社)動画投稿サイトの抖音(中国版ティックトック)で、中国による台湾の統一を鼓吹する内容を投稿した中国人配偶者の女性について、内政部移民署(入管に相当)は19日、長期居留許可を廃止したと明らかにした。
台湾の複数メディアの報道によれば、女性は「遅かれ早かれ台湾は(五星)紅旗でいっぱいになる」「早く統一してほしい」「統一しなければ私たちは毒に殺される」「台湾は中国の不可分の一部だ」などと投稿していた。投稿を見た複数の台湾の市民が通報したという。
移民署は書面を通じ、女性について、物議を醸す言論を広めたとして、両岸(台湾と中国)の人的往来について定めた「台湾地区・大陸地区人民関係条例」(両岸条例)などの関係規則に基づき、関係機関と協議した上で、国家の安全や社会の安定を害する恐れがあると認定したと述べた。
また、女性の長期居留許可を取り消し、当事者に意見を述べる機会を与えた上で、法に基づいて期限内の出境を命じたと言及。法にのっとった行政手続きと人権保障の双方を考慮したと説明した。
同署によると、女性は今月中旬に自主的に台湾から出境した。
台湾では昨年、中国による台湾の武力統一を鼓吹した疑いで、少なくとも4人の中国人配偶者が居留許可の廃止などの処分を受けた。