(台北中央社)中華職業棒球大聯盟(台湾プロ野球リーグ、CPBL)の会長で立法委員(国会議員)の蔡其昌(さいきしょう)氏は9日、先月下旬から今月上旬にかけての日本訪問を報告した。主に来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向け、台湾人選手と面会したことなどを説明した。
蔡氏は8月31日、エスコンフィールド北海道で日本ハムファイターズの「玉山銀行台湾デー」に参加した他、東北楽天ゴールデンイーグルス、福岡ソフトバンクホークスも訪問した。台湾プロ野球、富邦ガーディアンズの副ゼネラルマネジャー(GM)兼ファームマネジャーでWBC台湾代表のスカウトを担当する林威助氏(元阪神タイガース)が同行した。
面会した選手は、日本ハムの古林睿煬(グーリン・ルェヤン)投手、孫易磊(スン・イーレイ)投手、楽天の王彦程(ワン・イェンチェン)投手、宋家豪(ソン・チャーホウ)投手、蕭斉(シャオ・チ)投手、陽柏翔(ヨウ・ボウシャン)内野手、ソフトバンクの張峻瑋(チャン・ジュンウェイ)投手の7人。
蔡氏は、本来であれば日本でプレーする全ての台湾人選手と会いたかったものの、3球団しか時間の都合が合わなかったと話した。7人の中には、WBC台湾代表の曽豪駒監督からよく観察するよう伝えられた選手もいると明かした。
6月の左内腹斜筋損傷で約3カ月離脱していた古林については、今月4日の復帰戦を見るつもりだったが、試合が雨天で延期になってしまったため、ブルペンでの投球練習を見学したと言及。球速はすでに150キロの水準に戻っており、痛みもなく、すでに回復している様子だったと語った。
また、選手の視察の他に各球団との交流も行ったとした上で、台湾プロ野球とのより密接な関係構築に期待していると述べた。