(フェニックス中央社)米大リーグ、シンシナティ・レッズの台湾系米国人選手、スチュアート・フェアチャイルド外野手(28)が7日、野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)台湾代表入りに意欲を示した。
米アリゾナ州のキャンプ地で中央社の取材に応じた。代表入りについて「ストレートに『イエス』と言いたくはない。なぜならその時(大会が始まる)まで健康を保ち、いいプレーを続けなければならないからだ」としつつも、「自分の望む通り台湾を代表できればとても素晴らしいことだ」と期待を込めた。
また、代表入りをきっかけに台湾人の母の母国を訪れてその文化をもっと知りたいと話した。
フェアチャイルドの他、2023年に25本塁打、54盗塁でナ・リーグ新人王に輝いたアリゾナ・ダイヤモンドバックスのコービン・キャロル外野手も台湾系米国人だ。仲のいい2人はともにシアトル出身で台湾人を母に持つ。フェアチャイルドは、「一緒に台湾チームに加わることができればきっと面白いよね」と笑顔だった。
来年3月に開幕する第6回WBC。6大会連続出場となる台湾は、13年第3回大会の8強入りを上回る成績を目指す。
▽スチュアート・フェアチャイルド
1996年3月17日生まれ。大学を経て2017年ドラフトでレッズに指名され、ダイヤモンドバックス時代の21年にメジャーデビューした。俊足、好守を誇る。通算121安打、18本塁打、66打点、打率2割2分4厘。右投げ右打ち。183センチ、93キロ。