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日本ゴルフ殿堂入りの謝敏男さんが回顧録出版「60年間の奮闘史」 後進の参考に/台湾

2024/11/12 18:09
自身のゴルフ人生を振り返った書籍の出版発表会に出席する謝敏男さん(左から2人目)。右から2人目は富邦グループの蔡明忠董事長=2024年11月12日、新北市淡水
自身のゴルフ人生を振り返った書籍の出版発表会に出席する謝敏男さん(左から2人目)。右から2人目は富邦グループの蔡明忠董事長=2024年11月12日、新北市淡水

(新北中央社)日本プロゴルフ殿堂入りを果たしている台湾ゴルフ界の名選手、謝敏男さんがゴルフ人生を振り返った書籍の出版発表会が12日、北部・新北市淡水の台湾ゴルフクラブで開かれた。発表会に出席した謝さんは「これは60年間のゴルフの奮闘史」だと述べ、後進に役立ててもらえればと話した。

1940年生まれで現在84歳の謝さん。台湾ゴルフクラブの前身、淡水ゴルフ場の第13ホールの裏手で育ち、子供の頃からゴルフに親しんだ。64年に世界アマで個人1位となり、翌65年にプロに転向。67年に来日し、82年には日本の大会で12日間連続トップ、3週連続優勝という快挙を成し遂げた。2019年度に日本プロゴルフ殿堂入りした。

謝さんは、人生はゴルフと同じだと語る。「いつだって起伏がある。最初にボギーを喫しても焦る必要はない。連続バーディーの時まで待てば楽しくなるから」と話した。

謝さんは今でも規則正しい生活を送っており、週2回の筋トレは欠かさない。13日に開幕する富邦シニアオープンにも参加し、国内外の名選手と戦う。

発表会に出席した富邦グループの蔡明忠董事長(会長)は、2002年に謝さんが通算50勝を達成した際、お祝いとして50卓の宴会を開こうとしたところ、謝さんから「そのお金で大会を開いてほしい」と言われ、それがきっかけで富邦シニアオープンが誕生したと明かした。

(黎建忠/編集:名切千絵)

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