(台北中央社)衛生福利部(保健省)食品薬物管理署は25日、日本から輸入された胃腸薬「太田胃散」の一部ロットを回収対象にしたと発表した。外箱の主成分表示に誤りがあったため。37ロット、計41万個が対象となる。台湾の販売代理店、幼祥実業(台北市)は27日、取材に対し、外箱は同社が印刷したもので、成分の日本語表示に誤りがあったと説明した。
対象となるのは75グラム入り、140グラム入り、210グラム入りの製品。
同署の担当者は26日、日本語の成分表示が中国語と一致しないとの通報が消費者から寄せられたのを受け、回収作業を開始したと説明。同署が許可を出したのは中国語の表示に対してだとした。
幼祥実業には来月18日までの回収完了が求められる。
中国語と日本語の表示の不一致について、薬事法に基づき、同社には3万台湾元(約14万円)以上、200万元(約970万円)以下の過料を科すことができる。