(台北中央社)台湾大幸薬品(台北市)が販売する胃腸薬「セイロガン糖衣A」について、同社は錠剤の破損や成分の不足があったため2ロット約68万錠を回収すると3月21日に発表した。衛生福利部(保健省)食品薬物管理署(食薬署)は同31日、回収を今月25日までに終えるよう同社に指示したと発表した。
同社は食薬署に、異常を確認した2ロットの回収を自主的に報告した。このうち1ロット(ロット番号41RF2)で錠剤のひび割れが見られた。もう1ロット(同BS0029)は安定性モニタリングで、使用期限の時点で成分の含有量が規格を下回った。
食薬署は同社に対し、今月25日までの回収と調査報告、再発防止策の提出を求めたとしている。
セイロガン糖衣Aは大幸薬品(大阪府)が製造販売し、台湾では現地法人の台湾大幸薬品が輸入販売している。台湾大幸薬品によれば、安全性への影響はないという。