(新竹中央社)半導体受託製造世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は台湾時間12日、米アリゾナ州の工場で董事会(取締役会)を開き、終了後に董事会での決議事項を発表した。関税や米国への投資拡大に関する言及はなかった。トランプ米大統領が半導体への追加関税の方針を示していることから、今回の董事会には高い注目が集まっていた。米国での董事会開催は初。
同社の資料によると、董事会では市場の需要予測と技術開発の青写真に基づく長期的な生産能力計画に対応するための資本予算約171億4140万米ドル(約2兆6310億円)などが承認された。資本の使途には先進プロセスや先進パッケージング、成熟プロセス、特殊プロセスの生産能力設置および向上、工場建設、工場設備の設置が含まれるとした。