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台米連携で違法薬物密輸摘発 ヘロイン約281キロなど押収 末端価格500億円超/台湾

2026/06/16 18:36
押収されたヘロインやケタミンの一部=6月16日、新北市
押収されたヘロインやケタミンの一部=6月16日、新北市

(台北中央社)法務部(法務省)調査局は昨年12月、米麻薬取締局(DEA)との連携により、漁船からヘロイン約281キロとケタミン約354キロを押収した。末端価格は計約103億台湾元(約524億円)に上る。ヘロイン押収量は、直近3年間の各年の全国年間押収量を上回る規模だとしている。

調査局が16日、記者会見で明らかにした。

調査局は米DEAとの密接な情報連携の下、昨年12月3日未明、海上で違法薬物の取引を終えた漁船「添発財38号」に対して南部の離島・小琉球の南西海域で乗船検査を実施。外国籍の船員7人を含む計10人を逮捕し、違法薬物を押収した。

添発財38号は同11月29日に南部・屏東県東港を出港し、12月2日に海上の指定の座標に到着。正体不明の鉄船と合流し、「100元札」の提示を合図に、違法薬物が入った飼料袋23袋が漁船の冷凍庫に運ばれた。強制的に乗船した捜査員は、冷凍の魚の下に隠されていた違法薬物を発見した。

記者会見には卓栄泰(たくえいたい)行政院長(首相)や米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)のレイモンド・グリーン台北事務所長(大使に相当)も出席した。

卓氏は、今回の摘発で、台米双方の情報共有や科学技術面での連携、職員同士の連絡が、違法行為の撲滅にすでに大きな成果を上げていることが改めて示されたと述べ、違法行為の撲滅のみならず、民主主義や人権、自由といった共通の普遍的価値観の維持やインド太平洋地域の平和と安定において、さらなる協力ができるよう期待を寄せた。

グリーン氏は、違法薬物の危害は単一地域に限定されず、国境を超えるものだとし、「われわれが違法薬物の危害から国民を守る行動能力は、大部分が互いの協力関係の強度によって決まる」とし、今回の成果は「強大なパートナー関係が卓越した成果をもたらすという最良の証明だ」と語った。

(謝君臨/編集:名切千絵)

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