(台南中央社)南部・台南市麻豆区の文化施設、総爺芸文センターで17日、台湾と日本の陶芸作品を展示する交流展が始まった。開幕式に出席した黄偉哲(こういてつ)台南市長は、芸術を通じて台日文化の本質を知り、グローバルな文化的視野を広げてほしいとあいさつした。
2021年に台南市と京都市が締結した交流推進協定4周年を記念し、台南市台日文化友好交流基金会と京都陶磁器協同組合連合会が主催した。
黄市長は、京都は日本文化の中心地で長年にわたり深く精巧な工芸の伝統を育んできたことや、台南市が台湾の重要な歴史文化都市であることを紹介。文化や教育などの分野で交流や協力を強化して両都市の距離を縮め、市民の友情を深めたいと語った。
台南市政府文化局によると、会場では京都の作家11人による京焼作品25点と台南の作家21人による21組の作品を展示。来年1月11日まで、台日双方の工芸の違いを観賞できるとしている。
16日には黄市長が久保田正紀京都市議と面会し、教育や物産、スポーツなどの交流について意見を交わした。
