(東京中央社)李逸洋(りいつよう)台北駐日経済文化代表処代表(大使に相当)は17日、中国から制裁措置を科された自衛隊の元統合幕僚長で行政院(内閣)政務顧問の岩崎茂氏と面会し、制裁に関して関心を表明した。代表処が同日、公式サイトに両氏のツーショット写真を掲載した。
代表処によれば、両氏は中国が日本周辺で情勢を緊張させていることや、地域安全保障について意見を交わした。
中国外務省は15日、岩崎氏が「公然と台湾独立勢力と結託」し、「中国の内政に干渉し、中国の主権と領土の一体性に損害を与えた」として、同日から入国禁止などの制裁措置を科すと発表した。
岩崎氏は今年、行政院政務顧問に就任。外交部(外務省)は15日、中国の制裁措置に対し、「国際法の精神や国際人道規約に反している」として非難した。