(台北中央社)北部・基隆と沖縄県石垣島を結ぶフェリーの運航を目指すワゴングループ(華岡集団)は16日、同航路の運賃を公表した。客室は7タイプあり、最安となる大部屋の基本運賃は1人当たり片道2800台湾元(税抜き、約1万4000円)からとなる。同社の洪郁航総経理(社長)は、年末の就航に向け努力しているとし、来週にも閑散期の割引運賃を発表すると明らかにした。
当初は9月の就航が予定されていたが、船体整備の遅れなどで延期されている。運航計画によれば、総トン数2万1688トンの貨客船「やいま丸」で運航する。乗用車70台と40フィートコンテナ約90個が搭載できる。週3往復し、片道の所要時間は約8時間だ。
同社の発表によると、大部屋は4~15人が利用可能。最高クラスのロイヤルスイートは全4室あり、1人当たりの運賃は片道1万500元(税抜き、約5万2000円)になるという。
公表された情報をまとめると、総客室数は122室、ベッド数は493人分あるとみられる。
洪総経理は就航日や販売開始日などについて、できるだけ早く公表するとしている。