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日本各地の紀伊国屋書店で「台湾本フェア」 テーマはジェンダー 開幕式に国会議員ら

2025/10/07 14:02
紀伊国屋書店新宿本店での「台湾本フェア」開幕式に臨む李逸洋駐日代表(中央)、古屋圭司衆院議員(右から3人目)、SNET台湾の赤松美和子代表理事(左端)ら=10月6日、東京都
紀伊国屋書店新宿本店での「台湾本フェア」開幕式に臨む李逸洋駐日代表(中央)、古屋圭司衆院議員(右から3人目)、SNET台湾の赤松美和子代表理事(左端)ら=10月6日、東京都

(東京中央社)日本各地の紀伊国屋書店38店舗で、近ごろ出版された台湾に関する書籍を紹介する「台湾本フェア」が順次行われている。東京都の同書店新宿本店では6日、開幕式が行われ、李逸洋(りいつよう)駐日代表(大使に相当)や日本の超党派議員連盟「日華議員懇談会」の会長を務める古屋圭司衆院議員らが出席した。

フェアは台北駐日経済文化代表処台湾文化センターと同書店が共同で企画した。4年目の今回は「台湾のジェンダー文化」がテーマとされた。新宿本店では今月末まで行われる。

李氏はあいさつで、台湾はアジアで初めて同性婚を承認した国家であり、国際的な指標では世界で6番目、アジアでは最もジェンダー格差が小さいと算出されたこともあると紹介。これは政府による長年のジェンダー平等政策推進と社会の努力の成果だと述べた。

古屋氏は、台湾の出版業、特に漫画産業に深い印象を抱いており、過去には日本統治時代の刑務所を利用した中部・台中市の国家漫画博物館も訪れたと述べた。

フェアの開催に合わせて、日本台湾教育支援研究者ネットワーク(SNET台湾)が編集した「台湾書旅―台湾のジェンダー文化を知るためのブックガイド」が発行され、店舗で配布されている。

SNET台湾の赤松美和子代表理事は、日本では年間100冊以上の台湾関連書籍が刊行され、中にはジェンダー関連の作品も多いとコメント。台湾のジェンダー平等に関する成熟度や実践の経験は日本を大きく上回っているとした上で、ブックガイドを通じて多様な角度から台湾のジェンダー文化の現状を示せればと期待を寄せた。

(楊明珠/編集:田中宏樹)

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