(台北中央社)中国による台湾の武力統一を鼓吹したなどとして、台湾の居留許可を廃止された中国人配偶者の女性が25日夜、台湾を離れた。台北松山空港から中国・福州に出発した。
内政部(内務省)移民署は15日までに女性の居留許可を廃止しており、25日が退去期限の最終日だった。
女性は出発前に台北松山空港で記者会見を開き、台湾を離れるのは移民署の指摘を認めたからではないと強調。潔く台湾を離れ、今後、正々堂々と台湾に戻って家族とだんらんし、裁判所で正義を勝ち取ると訴えた。
女性は台湾人と結婚して台湾に居住し、インフルエンサーとしてティックトックやユーチューブなどに動画を投稿していた。内政部移民署は女性が「(中国)大陸の台湾武力統一にもはや他の理由は要らない」などの発言を公に行ったことを理由に、居留許可に関する規定に基づき、女性の居留許可を廃止した。