(台北中央社)国防部(国防省)は18日、中国の空母「遼寧」の編隊が同日午前1時30分ごろに台湾北東の海上を経由し、与那国島南東に向けて航行したと発表した。
同部は、編隊の通過中は国軍が周辺の海空域の動向を把握するとともに、待機させていた軍用機、軍艦を派遣し、沿岸部に配備するミサイルシステムで厳密に監視し対処したと説明した。
同部はこの他、「殲16」戦闘機や「空警500」早期警戒機など中国の軍用機延べ15機が活動しているのを同日午前7時10分以降に相次いで確認したと発表。このうち延べ12機が台湾海峡の暗黙のラインである「中間線」やその延長線上を越え、台湾の北や中央、南西の空域に進入したとしている。