(屏東中央社)南部・屏東県の東港漁港魚市場で8日、今季の「屏東初マグロ」に認定された重さ190キロのクロマグロの競りが行われ、201万4000台湾元(約1010万円)で落札された。キロ単価は1万600元(約5万3000円)で過去最高値となった。
東港区漁会(漁協)の報道資料によれば、初マグロは漁船「富漁慶2号」が5日午前9時過ぎ、台湾南西の海域で捕獲した。
8日の競りの前にはセレモニーが行われた。周春米(しゅうしゅんまい)県長や農業部(農業省)の黄昭欽政務次長、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会高雄事務所の奥正史所長(総領事に相当)らが漁船に乗り込み、マグロに初マグロの札を掛けた。
競りでは同県内の離島、小琉球などで免税店を運営する企業と、東港の飲食店が共同で落札した。飲食店を経営する蕭受発さんは、自身が購入した部分については、売り上げの全額を支援が必要な子どもたちのために寄付すると明かした。
富漁慶2号の船長、洪福家さんは、漁師歴53年で初めて初マグロを捕獲した。報道陣に対し、本来はクロマグロを釣り上げるつもりはなかったものの「うっかり捕まえてしまった」とコメント。捕獲の過程では逃げられそうになる場面もあり、緊張したと話した。
周県長は、5月2日から7月5日まで行われる「屏東クロマグロ文化観光フェスティバル」をPR。東港で旬のマグロを味わってほしいと来訪を呼びかけた。