(台北中央社)「オレンジの悪魔」の愛称で知られる京都橘高校吹奏楽部と東京農業大第二高校吹奏楽部「エメラルドナイツ」が12月に台湾で共演ステージを披露する。台湾と日本の友情の楽譜に新たな1ページを刻む。
京都橘高と東農大二高はそれぞれ2022年と23年に中華民国国慶日(国家の日)の祝賀式典に出演したことがある。今回の訪台イベントは台湾の非政府組織(NGO)中華文化総会が働きかけたもので、文化総会や玉山銀行などが主催する。
両校吹奏楽部が台湾で共演するのは初めて。両校合わせて250人超が訪台する。文化総会によれば、両校の訪台イベントは「2025台湾遠征──吹響友誼,舞動青春」(友情を奏で、青春を舞え)と題し、12月19日に台北市で両校合同公演を開催する他、21日には南部・高雄市で京都橘高、嘉義市で東農大二高の単独公演をそれぞれ開く。
また、両校は新北市や高雄市、屏東県で地元の中学・高校や大学のマーチングバンドとの交流も行う。
文化総会の李厚慶秘書長は、生徒たちは早く会えることを楽しみにしていると明かした。
チケットの販売や一連のイベントに関する詳細は後日発表される。