経済部(経済省)の研究機関、車両研究テストセンター(TRTC)は先月28日までに、ハイテク企業の義隆電子や奇美モーターなど国内企業と共同で開発した自動運転「レベル3」のバスを公開した。AI(人工知能)を活用した車線の維持や障害物回避、運転士の状態監視などが可能になっている。
車内に子供が取り残されたり、乗客が転倒したりしたことを検知する機能を搭載している。また運転士が眠ったり、体調不良になったりした場合には、自動的に減速して路肩に停車し、通報する。
TRTCによると、今年9月には高速自動運転に対応したテストコースの供用を開始する予定。降雨や霧、早朝や夕方、夜間などの状況下で、最高速度110キロの自動運転試験ができるようになるという。