大学野球の台湾一を争うUBL大学野球選手権大会は13日、東部・台東県で1次リーグが行われ、台湾体育運動大学(中部・台中市)の日本人右腕、深見一騎(19)が7回1失点(自責点0)で2勝目を挙げた。チームは崑山科技大学(南部・台南市)を8-1で破った。
183センチ、78キロの深見は父親の仕事の関係で台湾に渡り現地の日本人学校中学部で学んだ。本格的に野球を始めのは北部・新北市の崇義高校に入ってからだ。120キロしかなかった最高球速は高校3年の時に144キロにまでアップした。
この日は二回までを無安打に抑えるなど四回まで無失点の好投を続けた。五回には1死から3安打を浴び1点を奪われるも、さらなる失点は許さなかった。今大会で白星を飾ったのは11月26日の高雄大戦以来17日ぶり。1日の南華大戦では5回未満で5点を失い初黒星を喫した。
大会は26日に始まる2次リーグを経て来年1月18、19の両日に決勝トーナメントが行われる。