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台湾あれこれ / 花蓮の養鶏農家、林保署から「黒熊フレンドリーパートナー」認定受ける 衝突から共存へ

農業部(農業省)林業・自然保育署花蓮分署の黄群策分署長(後列右2)から「黒熊フレンドリーパートナー」の認定プレートを授与された「鶏世界商号」の関係者ら=同分署提供
農業部(農業省)林業・自然保育署花蓮分署の黄群策分署長(後列右2)から「黒熊フレンドリーパートナー」の認定プレートを授与された「鶏世界商号」の関係者ら=同分署提供

農業部(農業省)林業・自然保育署花蓮分署はこのほど、東部・花蓮県卓渓郷の山間部にある養鶏場「鶏世界商号」のオーナー陳文徳さん夫婦に「黒熊フレンドリーパートナー」の認定プレートを授与した。黒熊との共存に配慮した取り組みを実践していることを評価したもので、人とクマが衝突から共存へと向かう象徴的な一歩と位置づけられている。

同分署によると、過去2年間、郷内複数の養鶏場をタイワンツキノワグマがよく訪れ、農家の間で緊張が高まり、社会的な関心も集まっていた。陳さん夫婦も鶏舎を守るため、熊よけベルを身につけ拡声器を持ってパトロールすることなどを行ってきたが、精神的負担だけでなく経済的損失も大きかったという。

こうした人とクマの衝突を減らそうと、同分署は「黒熊フレンドリーパートナー」計画を推進。「予防は事後の対処に勝る」という理念に基づき、科学的かつ制度化された管理方法を導入し、農家と協力して人とクマが共存できる仕組みづくりを目指している。

鶏世界商号も同取り組みに参加。毒餌や危害を加える恐れのあるわなを使わない他、電気柵などの非致傷型防護設備や監視設備を設置し、飼料や食べ物の管理などを徹底して、黒熊を集落に引き寄せるリスクの低減を図っている。

同分署の黄群策署長は今回の認定について、人とクマの共存に向けて山村地域が重要な一歩を踏み出したことを示し、現場の農家が同取り組みを支持している証しでもあると強調。今後もクマが出没時の通報・応対体制の向上を強化させ、人とクマのあつれきを減らしていきたいとした。消費者に対しては「鶏世界商号」の黒熊フレンドリーな鶏肉の購入を呼びかけている。

(李先鳳/編集:荘麗玲)

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