(台北中央社)2002年まで南部・嘉義県水上郷にあった台湾鉄路(台鉄)の貨物駅「北回帰線駅」が、旅客駅として復活する。交通部(交通省)鉄道局によれば駅舎は「光の森」をコンセプトに設計しており、来年下半期の供用開始を予定している。
同駅は嘉義駅(嘉義市)と水上駅(水上郷)の間に位置し、周辺には北回帰線のモニュメントや教育施設がある。
鉄道局などによると、日本統治時代の1937(昭和12)年に開設された信号場が前身。43(昭和18)年に停車場(駅)となり貨物営業を始めた他、49年からは旅客扱いも開始した。その後、再び貨物専用駅となり、産業構造の変化や道路環境の発達を受けて廃止された。
駅の復活は、嘉義市内を中心に実施している線路の高架化計画の一環として行う。
同局は駅舎のデザインについて、嘉義県の景勝地、阿里山の景観から着想を得て、山並みや雲海、森林景観などの要素を取り入れたと紹介。「日光」をコンセプトの核とし、日中は自然光を建物内に取り込む一方で、夜間は「光の箱」のようなランドマークへと姿を変え、他にはない「光の森」の雰囲気を演出するとした。
