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新北ドームの候補地、2カ所に絞る 来年最終決定へ/台湾

2025/10/01 16:39
新北ドームのイメージ(新北市体育局提供)
新北ドームのイメージ(新北市体育局提供)

(新北中央社)新北市政府は1日、建設予定の新北ドーム(新北大巨蛋)について、市南部・樹林区の「機五」エリアと市北部の淡水区の「淡海二期」エリアの2カ所を優先評価地点に選定したと発表した。今後、実施可能性を評価し、最終的な建設地を来年決定するとしている。

市は新北ドームの建設を「新北2050発展ビジョン」の重要な一環と位置付けている。侯友宜(こうゆうぎ)市長は、スポーツ施設としての役割だけでなく、試合やパフォーマンス以外でも楽しめる魅力的なエリアにしたいと意気込む。

六つの候補地から二つに絞り込んだ。樹林機五エリアは新荘区、板橋区と近接し、そばには今後、新北メトロ土城樹林線LG18駅(2031年開業予定)も建設される。同路線は台北メトロ中和新芦線や板南線、建設中の新北メトロ三鶯線、32年開業予定の桃園メトロ(MRT)ブラウンラインと連絡する他、高速道路からもアクセスしやすく、交通面での利便性が高い。

淡海二期エリアは海と山に挟まれ、観光面での高いポテンシャルを有する。淡水区は淡海ライトレール(LRT)の開業や来年開通予定の淡江大橋などによって交通面が改善し、利便性も向上している。

劉和然副市長は、新北ドームは今後、台北市の台北ドームとの相乗効果で台湾の国際的存在感向上を後押しするとの期待を示す。候補地の絞り込みにおいて、各界の専門家からは「敷地が十分であること」と「交通利便性」の二つが基本条件として挙げられたと説明した。

計画では新北ドーム園区の敷地面積は約23ヘクタール。大型商業施設やホテル、レジャー施設などを備える。東京ドームを手本に、市民に新たなレジャー体験を提供するとしている。

(黄旭昇/編集:名切千絵)

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