南部・高雄市の寿山動物園では続々とニューフェースが登場している。同市政府観光局の高閔琳局長は、新顔を見に来て動物の習性や関連の知識に対し理解を深めるよう呼びかけている。
新たに仲間入りしたのは、南米の草原に生息する大型の齧歯類(ネズミの仲間)「マーラ」、魚を捕獲するのに役立つ長いくちばしと喉袋が特徴の大型水鳥「ペリカン属」、小型のヤギを品種改良したアフリカ原産の「ピグミーゴート」、ニュージーランド原産のブタ「クネクネ」、毛が長く、びっくりすると気を失う「気絶ヤギ」など。
同園はペリカン属について、クジャクなどの鳥類と同じ鳥類舎で生活しており、毎日午後の餌やりの時間帯に最も姿を現しやすいと説明。落ち着いた性格の持ち主であるピグミーゴートは動物と触れ合える園内の「児童牧場」で、ボアー種のヤギと隣同士の部屋になっていると紹介した。
また、気絶ヤギはパニックを起こし始めると、筋肉が一時的に硬直し、動けなくなって倒れる遺伝性の状態「先天性ミオトニー」を持っているとし、地形が平らな草地で飼われていることも話した。豚のクネクネは草食性の小型動物で、アルパカ舎で見られるとか。
同園は、動物の種類を豊かにし、生物の多様性を守ろうと、来年初めにも新メンバーが加わるとしている。





