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ザハ氏設計の橋、橋桁つながる 頼総統「台湾の誇り」 来年の開通予定

2025/09/16 17:09
淡江大橋の橋桁が1本につながったのを記念した閉合式の模様=9月16日、新北市
淡江大橋の橋桁が1本につながったのを記念した閉合式の模様=9月16日、新北市

(新北中央社)世界的な建築家、ザハ・ハディド氏が設計した北部・新北市で建設中の淡江大橋で、架設していた橋桁が1本につながった。16日にはこれを記念した閉合式が行われ、出席した頼清徳(らいせいとく)総統は同橋について、世界レベルの重要な建設工事だとした上で、「台湾の誇りだ」と語った。

同橋は北部を流れる淡水河の河口に位置し、淡水地区と対岸の八里地区を結ぶ。全長は920メートル、主塔の高さは211メートル。単主塔・非対称の斜張橋としては支間長が450メートルで世界最長となる。来年5月9日に開通式を行い、同12日に車両の通行が可能となる予定。自動車を利用した場合、両岸間の所要時間は現在より約25分短縮される見込み。

頼総統は、開通後には周辺道路の混雑緩和が期待でき、台北市と新北市の中心部や桃園国際空港へのアクセスが便利になると強調した。

また2016年に亡くなったザハ氏の遺作であり、淡水に拠点のあるダンスカンパニー「クラウドゲート」(雲門舞集)のダンスから着想を得たとされることに触れ、非常に躍動的で美しい芸術作品だと評した。

さらに施工の難易度が高いことにも言及。台湾の粘り強さや努力の精神が表れていると語り、卓栄泰(たくえいたい)行政院長(首相)が各部会(省庁)をまとめて問題解決に取り組んだことに感謝を示した。

同橋の開通には、淡水と八里双方から期待の声が上がる。淡水の商業団体の盧育佑理事長は、インバウンド需要が宿泊業の発展をもたらす可能性があるとした他、周辺道路の混雑緩和で地域経済の成長や生活機能の向上につながると語った。

(黄巧雯/編集:齊藤啓介)

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影片來源:中央社攝影看世界
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