(台北中央社)台風11号について中央気象署(気象庁)は10日、予想進路は南または北に変動する可能性があるものの、いずれの進路をとっても台湾に影響を及ぼすとの見方を示した。早ければ12日の夕方から夜にかけて陸上台風警報を発令する見通しだとした。
気象署によると台風11号は10日午後2時現在、台湾の東の海上にあり、時速21キロで西に進んでいる。中心気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は38メートル。
気象署の林定宜予報官は会見で、台風が台湾に最も近づくのは13日と14日になると言及。今後の進路は11日以降の太平洋高気圧の変化が鍵になるとし、高気圧が弱ければ進路は西北西寄りとなり、強ければ西寄りに進んで強度もやや増すと説明した。