(台北中央社)中央気象署(気象庁)によると、8日午前2時の観測の結果、米領グアムの北北東の海上で台風11号が発生した。今後台湾の南東の海上に進み、13日と14日には台湾への影響が大きくなる見通し。海上台風警報を発表する可能性を排除しないとしている。
軽度台風(台湾基準)の台風11号は8日午前8時現在、グアムの北約730キロの海上を時速13キロで、西から西北西に進路を変えながら進んでいる。中心気圧は998ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は28メートル。中心から半径80キロ以内は風速13.9メートル以上の強風域。
気象署の曽昭誠予報官は中央社の記者に対し、13日から14日にかけて東台湾で降雨が顕著になると説明。台風が台湾東方の海上に非常に接近した場合、海上台風警報を出すとしながらも、現段階では進路の不確実性が高いと語った。