(台北中央社)軽度台風(台湾基準)の台風6号は19日、バシー海峡を西進した。台湾周辺海域に出されていた海上台風警報は午後5時30分に解除されたが、中央気象署(気象庁)は、20日の日中も東部の花蓮や台東で雨となり、西台湾では大気の状態が不安定になる他、近海では高波が続くなどとして注意を呼びかけている。
台風6号は午後5時現在、台湾本島最南端ガランピ(鵝鑾鼻)の西南西約290キロの海上を時速25キロから22キロに速度を変えつつ、西北西から西に進路を変えながら進んでいる。中心気圧は975ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は38メートル。中心から半径150キロ以内は風速13.9メートル以上、半径50キロ以内は風速24.5メートル以上の強風域。
同署気象予報センターの謝佩芸技正(上級技師)は、南シナ海からフィリピン東方の海上までのエリアは気圧が低く、今後再び熱帯低気圧や台風に発達する可能性を排除しないと語った。