(台北中央社)中央気象署(気象庁)地震観測センターは11日、同日午後7時ごろに起きた東部海域を震源とするマグニチュード(M)6.4の地震について、今後3日以内はM5~5.5の余震に注意するよう呼びかけた。
同センターの呉健富主任は今回の地震の主因について、ユーラシアプレートとフィリピン海プレートの衝突によるものだと説明。震源の深さは30.9キロの浅発地震だとし、規模が大きかったため台湾全土で揺れを感じたと語った。
また台湾と日本はいずれも地震が起きやすい地域に属しているとし、防災意識を持ち続けるよう呼びかけた。インターネット上では7月に大地震が起きるといったうわさが広がっているとしながらも、過度に恐れないよう求めた。
台湾では12日午前0時1分ごろにも東部・台東県近海を震源とするマグニチュード5.0の地震が起き、東部・花蓮県石梯坪で最大震度の震度4を観測した。震源の深さは34.5キロだった。