(高雄中央社)南部・高雄市の高雄国際空港を発着する台湾の格安航空会社(LCC)、タイガーエア台湾(台湾虎航)の札幌(新千歳)線とタイのLCC、タイ・ライオン・エアの沖縄(那覇)線、バンコク(ドンムアン)線が21日、それぞれ就航した。高雄の観光業者は、いずれの就航地も人気の旅行先だとし、旅行需要のさらなる高まりに期待を寄せている。
この日午前には高雄市政府観光局の高閔琳局長やマスコットキャラクターの高雄熊らが、初便の乗客に記念品を配った。
観光業者は、南台湾から北海道へ行く際、北部・桃園市の桃園国際空港に向かう必要がなくなったと喜びを示した。
高雄発着の路線拡大を長期にわたって後押ししている与党・民進党の許智傑立法委員(国会議員)は、25日にはタイ・ライオン・エアがタイ・チェンマイ線を就航させる他、2月にはチャイナエアライン(中華航空)が熊本線を、4月には韓国のLCC、ティーウェイ航空が韓国・済州線を開設するなどと強調。条件が合えば米国への直行便就航も夢ではないと語った。