(桃園空港中央社)桃園国際空港の運営会社は7日、日本の入国審査の一部を出発前に済ませる「プレクリアランス」を1月16日から2月12日まで実施すると発表した。台湾の航空会社4社が運航する特定便の利用客が対象で、日本到着後の審査にかかる時間が短縮される。
台湾では29日が旧正月で、前後の期間には海外旅行客の増加が見込まれる。プレクリアランスの対象になるのは、チャイナエアライン(中華航空)の高松、鹿児島便、エバー(長栄)航空の仙台、小松便、スターラックス(星宇)航空の函館、熊本便、タイガーエア台湾(台湾虎航)の函館、旭川、秋田、仙台、福島、茨城、新潟、小松、岡山、宮崎便など13空港に向かう134便に搭乗し、90日以内の短期滞在をする訪日客。国籍は問わない。
桃園空港の搭乗待合室で日本の職員が訪日客のパスポート確認や顔写真撮影、指紋採取などを行う。日本到着後は、本人確認ができれば速やかに入国可能となる。桃園空港では出発の30分前に受け付けを締め切るとして注意を呼びかけている。