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「台湾がんばれ」 日本の砂の彫刻家が制作 被災地の早期復興願う

2024/04/18 19:06
砂の彫刻家の保坂俊彦さん(左)と林真理さん(右)が制作した作品(フーロンホテル福隆提供)
砂の彫刻家の保坂俊彦さん(左)と林真理さん(右)が制作した作品(フーロンホテル福隆提供)

(新北中央社)台湾東部海域での地震発生を受け、「台湾がんばれ」とのメッセージを刻んだ砂像が17日までに、北部・新北市の福隆海水浴場にお目見えした。制作したのは砂の彫刻家の保坂俊彦さんと林真理さん。同海水浴場の運営を担うフーロンホテル福隆(福容大飯店福隆)によれば、台湾の人々が早期に困難から抜け出し、復興を果たせるようにとの願いが込められているという。

来月31日に同所で砂の彫刻の祭典「2024福隆国際サンドアートフェスティバル」(砂彫芸術季)が開幕するのを前に制作された。

作品の表側には中国語と日本語で「台湾がんばれ」のメッセージが彫られ、その両脇には台湾固有種のヤマムスメと日本の国鳥のキジがあしらわれた。同ホテルによれば、台湾と日本の結び付きを象徴している。裏側には被災地の早期復旧と復興を願う言葉が中国語で書かれた。

同ホテルによれば、保坂さんは10年以上にわたって福隆サンドアートフェスに参加。2011年の東日本大震災で台湾から多額の義援金が日本に寄せられた際にも台湾に感謝を伝える砂像を制作していた。今回の作品について保坂さんは、芸術の力を通じて台湾を支援する日本の思いを伝えたいと語ったという。

同フェスは10月13日まで。

(楊侃儒/編集:名切千絵)

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