(宜蘭中央社)農業部(農業省)林業・自然保育署宜蘭分署は17日、北部・新北市と北東部・宜蘭県の境界にある棲蘭山周辺で昨年12月、赤外線自動撮影カメラが初めてタイワンツキノワグマと巣穴を撮影したと発表した。同地域では2015年から順次50台余りのカメラが設置されたが、クマを撮影したのは初めて。中央山脈から移動してきたとみられ、登山客に注意を呼びかけている。
同分署は中央社の取材に対し、これまで同地域では一部のハンターがクマを「見た」と証言していたが、実際に撮影されたことはなかったと説明。昨年4月に宜蘭県側の林道で出没の形跡が見つかり、民間団体に委託してカメラを増設したところ、昨年12月に2台のカメラがそれぞれクマと巣穴の撮影に成功したという。
このクマがどこから移動してきたかなどの詳細は確認を待つ必要があるとした上で、周辺の安全強化のため、クマの出没に注意を促す看板を設置した他、クマよけの鈴を登山客に貸し出す取り組みを開始した。クマに遭遇した場合は、身の安全を確保し、追いかけたり、写真を撮ったりしないよう求めている。

