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東京都現代美術館で台湾近代芸術の特別展 9月から 日本作品との関わりも紹介

陳澄波の「嘉義公園一景」。特別展「共時的星叢(せいそう)― 時を共にした星たち 越境する芸術のまなざし」の展示作品の一つ(同展のキュレーション・チーム提供)
陳澄波の「嘉義公園一景」。特別展「共時的星叢(せいそう)― 時を共にした星たち 越境する芸術のまなざし」の展示作品の一つ(同展のキュレーション・チーム提供)

(台北中央社)台湾の近代芸術を中心に取り上げる特別展「共時的星叢(せいそう)― 時を共にした星たち 越境する芸術のまなざし」が、9月から東京都現代美術館で開かれる。日本統治時代の1930年代に台湾で結成されたモダニズム詩のグループ「風車詩社」を描いた映画「日曜日の散歩者」(日曜日式散歩者、台湾で2015年公開)を起点とし、近代の台湾と日本を多様な文化芸術を通して見つめ直す。

同館の報道資料によると、彫刻家の黄土水や画家の陳澄波、郭雪湖ら近代の台湾美術を考える上で重要な作家の作品を展示する。この規模で台湾近代美術が日本で紹介される機会は初めてだという。台湾の作品約200点と資料約600点に日本の作品約100点も加え、無数の星のようにそれらの関係性が交錯する空間を構築する。

「日曜日の散歩者」の監督でもあるホアン・ヤーリー(黄亜歴)さんがゲストキュレーターを務める。中央社の取材に応じたホアンさんは、同作の製作を通じ、日本統治時代の台湾に豊かな文化や芸術の環境があったことに気付いたと振り返った。

また、2019年に国立台湾美術館(中部・台中市)と協力して企画した「共時的星叢」を冠する展示が盛況だったことから、ホアンさんが率いるチームに、継続的に展覧会を開いていきたい思いが芽生えたと説明。プロジェクトの統括を務める李玉華さんは、フランスや韓国の美術館などとも協議を重ねたが、最終的には東京都現代美術館から良い返事があったと明かした。

その上でホアンさんは、展示を通じ、人々にこれらの芸術家を真の意味で見つめてもらいたいと語った。

展示は9月5日から12月13日まで。観覧料は大人2000円など。休館日は月曜(祝日の場合は翌平日)。

(王宝児/編集:田中宏樹)

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