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タイワンツキノワグマ増加傾向 個体数は1200頭前後=農業部暫定推計/台湾

タイワンツキノワグマ=中央社資料写真
タイワンツキノワグマ=中央社資料写真

(台北中央社)台湾で「絶滅の危機にひんしている野生動物」に指定されているタイワンツキノワグマについて、農業部(農業省)林業・自然保育署は23日までに、現在の個体数は1200頭前後だとする暫定推計を明らかにした。年末には、より正確な値を発表するとしている。

同署は昨年、2011年以降のモニタリングと発見地点記録の統計で、個体群は年々増加しているとの見方を示していた。

同署は中央社に対し、1200頭という値は近年の全国でのモニタリング資料を過去の推計方法に照らして再計算したもので、これまでの推計値だった数百頭を上回ったと伝えた。その上で、今後は異なる地域や海抜帯での密度を加えて推計を行う必要があるとした。

▽ 人との遭遇も増加 長期収容施設が2028年に完成予定

台湾では人とクマの遭遇が増えている。狩猟活動を除いた「人とクマの衝突」は昨年1年間で7件、今年に入ってすでに3件が報告されている。

東部・花蓮県の集落では24年、クマが養鶏場に侵入し、大量のニワトリを襲うケースがあった。この個体は捕獲と野生復帰の後、養鶏場に侵入することを2回繰り返したため、同署は今年1月、この個体を台北市立動物園に送り、野生に返さないことを決めた。

同署の林華慶(りんかけい)署長は、クマの保護が進んでいるため個体数は今後も増加するとし、野生復帰に適していない個体については長期収容を行う必要性があると説明。東部・台東県に長期収容施設を設置することが決まっているとし、28年の完成を見込んでいると明らかにした。

同署が定める基準では、人間の生活圏を荒らす個体については、捕獲して一時的に収容し、しつけを行う。原則として野生復帰の機会は2回まで与えられ、トラブルが3回に及んだ場合は野生復帰させず、長期収容を行うとしている。

(汪淑芬/編集:田中宏樹)

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