アプリで読む
ダウンロード

獣医経営の繁殖施設、犬の9割に声帯切除手術 動物保護法違反で過料/台湾

2025/10/21 14:16
獣医師が経営する犬の繁殖施設の一角(苗栗県動物保護防疫所提供)
獣医師が経営する犬の繁殖施設の一角(苗栗県動物保護防疫所提供)

(苗栗中央社)獣医師が経営する中部・苗栗県の犬の繁殖施設で、犬の大半が声帯切除手術をされていたことが分かった。同県動物保護防疫所の張俊義所長は20日、動物保護法違反で最大7万5千台湾元(約37万円)の過料を科すと述べた。

同所の報道資料によれば、動物愛護団体からの通報で繁殖施設を立ち入り検査したものの、その場では不適切な飼育の状況は確認できなかった。だが20日に繁殖記録や医療記録を確認したところ、9割の犬が声帯を切除されていたことが判明した。

施設では約290匹が飼育されており、犬種はチワワやシュナウザー、ポメラニアンなどの小型犬だったという。

張氏は中央社の記者に対し、犬の数が多いことから鳴き声が周辺住民の迷惑になり、苦情が寄せられるのを防ぐため声帯切除手術を行った疑いがあると話した。

同所はまた、同施設が病気や高齢など規定外の個体に繁殖させていたことも分かり、声帯切除とは別に、動物保護法違反で最大25万元(約123万円)の過料を科すと言及。設備面でも規定に適合していない箇所があるため、すでに改善を命じたとした。

(管瑞平/編集:田中宏樹)

> 中国語関連記事
私たちはあなたのプライバシーを大切にします。
当ウェブサイトは関連技術を使用し、より良い閲覧体験を提供すると同時に、ユーザーの個人情報を尊重しています。中央社のプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。このウインドウを閉じると、上記の規範に同意したとみなされます。
104