(台北中央社)日本人旅行客の男性が台北メトロ(MRT)駅構内のコインロッカーに預けた荷物が一時「行方不明」になったものの、警察の手助けで解決した。台北市政府警察局捷運警察隊が24日、明らかにした。
報道資料によると、男性は南港展覧館駅のロッカーにかばんを預けた。だが、予定を終えて荷物の受け取りに戻ると、ロッカーが開けられないことに気づいた。
通報を受けた警察官が監視カメラの映像を確認すると、男性はロッカーの操作を間違えたため、鍵が掛かっていなかったことが分かった。その後、他の客が荷物を預けようとしたところ、空いているはずのロッカーに男性のかばんがあったため、取り出して放置した。さらにロッカーを管理する職員が放置されているかばんを発見し、他の空いているロッカーにしまった。
かばんは無事に男性の手元に戻った。男性は、警察が迅速に見つけ出してくれたとして感謝を伝え、旅行を再開したという。
台湾に設置されているコインロッカーには、支払いなどを済ませた後、扉を閉めることで鍵が掛かるタイプがある。