(ローマ中央社)ローマ教皇レオ14世は11日にバチカンで行われた一般謁見で、台湾の新婚夫婦に「祝福」を与えた際、反戦を願い台湾のために特別に祈ることを約束した。駐バチカン大使館が15日までにフェイスブックで伝えた。
同大使館によれば、5月に結婚した呉君健さんと陳思穎さんに対面した教皇は、「台湾」という言葉を耳にした瞬間、目を見開いて驚いた様子を見せ、笑顔を浮かべた。カトリック台湾地区司教団や台湾の教会が宣教活動に尽力していることを称賛し、台湾のために祈ると話した。
教皇は原則として毎週水曜に一般謁見を行っている。同大使館によると、カトリック教会で結婚の儀式を行ってから2カ月以内の新婚夫婦は、所定の手続きを経ると特別席で謁見に参加し、教皇の祝福を受けられるという。