(ロンドン中央社)英ロンドンに本部を置く「生活の質研究所」が10日までに発表した2025年版の「幸福都市指数」で、台北が世界8位の「金の都市」と評価されたことが分かった。また北部・新竹は75位、中部・彰化は87位、南部・高雄は91位で「銀の都市」とされ、中部・台中は113位、北部・桃園は115位、南部・台南は134位、同・嘉義と北部・基隆は172位で「銅の都市」とされた。
同指数は150人以上の研究員が、暮らしやガバナンス(統治)、環境、経済、健康・医療、交通の利便性など6分野で世界の各都市を評価。上位200都市がランキング形式で発表された。1位はデンマーク・コペンハーゲン、2位はスイス・チューリヒ、3位はシンガポールだった。日本の最高位は東京の42位(銀の都市)だった。
昨年46位だった台北は今年急上昇。ガバナンスや環境、交通の利便性などで高い評価を得た。一方で収入に占める学費の割合の大きさや肥満率の高さ、大気汚染が課題だと指摘された。
(編集:齊藤啓介)