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中国籍保有の立法委員に劉内相「機密資料提供しない」/台湾

劉世芳内政部長(資料)
劉世芳内政部長(資料)

(台北中央社)劉世芳(りゅうせいほう)内政部長(内相)は4日放送のインターネット番組で、立法委員(国会議員)が本来閲覧できる機密資料を、中国籍を保有する李貞秀(りていしゅう)立法委員(第2野党・民衆党)に対しては提供しないとの考えを示した。

李氏は中国・湖南省出身で、台湾人との婚姻により1993年から台湾在住。同党の立法委員が辞職したことにより繰り上げ当選し、今月3日に立法委員に就任した。国籍法にのっとって外国籍を放棄するよう求める内政部(内務省)からの要求に応じ、中国当局に対し国籍の放棄を申請したものの、受理されなかったとしている。

劉氏は、機密資料の取り扱いについて、行政院(内閣)ではまだ検討を行っていないとした上で、内政部は機密資料を提供しない方向で調整したいとした。

内政部としては同部移民署(入管に相当)が多くの中国出身配偶者の支援を行っているものの、中華民国の公職を務めるからには他の国民と同様の条件やルールを受け入れなくてはいけないと言及。法律にのっとって行政を行っているのであり、与党による「いじめ」とは捉えないでほしいと語った。

また、一部から国籍法ではなく両岸(台湾と中国)の人的往来について定めた「台湾地区・大陸地区人民関係条例」(両岸条例)を適用すべきだとの声が上がっていることについて劉氏は、両岸条例が規定しているのは「公職選挙への立候補」であり、「当選後に公職に就くこと」とは別だと述べた。

▽ 李氏「遺憾」 与野党対立で考えていると批判

李氏は5日、劉氏の番組での発言に対し「遺憾」とするコメントを発表した。劉氏が内政部長として民衆の福祉を最大の判断基準とし、与野党の対立で物事を考えないことを望むとした。

(高華謙/編集:田中宏樹)

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