(台北中央社)衛生福利部(保健省)食品薬物管理署(食薬署)は8日、日本から輸入されたモズクとヒジキ、グレープシードオイルが水際検査で不合格になったと発表した。全量が積み戻しまたは廃棄処分された。
モズクとヒジキからはそれぞれ、海藻類における基準値(1キロ当たり1ミリグラム)を超える無機ヒ素が検出された。検出値はモズクが同2.8ミリグラム、ヒジキが同62.6ミリグラムだった。
グレープシードオイルからは食用油における基準値(1キロ当たり1000マイクログラム)を超える、同1578マイクログラムのグリシジル脂肪酸エステルが検出された。
グレープシードオイルは、中部・台中市でスーパーを営む業者が輸入した。食薬署の林金富副署長は電話取材に応じ、同社が輸入した製品が2週連続で不合格となったため、水際検査の対象を全ロットに切り替えると説明した。ヒジキとモズクを輸入した各業者に対しても、水際検査の抽出率を引き上げるという。
同署は原則として毎週火曜に不合格品リストを公表している。8日に公表されたリストは全7品目で、中国からの食器や韓国からの粉チーズなどが含まれた。