(新北中央社)北部・新北市政府教育局は19日、長野県教育委員会と教育交流協力に関する覚書を締結した。同教育局の張明文(ちょうめいぶん)局長は、学術・文化交流を深化させて児童生徒の国際的な視野を広げると共に、グローバルな競争力を備えたビジネス・経営人材を育成していくと話した。
新北市内で行われた締結式には、長野県の武田育夫教育長が訪台して出席した。武田氏は、県の留学支援事業で直近2年間では46人の高校生が推薦を受けて新北市を訪問し、教育での協力を深めてきたと言及。今後双方の交流促進を通じて、より多様な相互訪問の機会を提供できることに期待を寄せた。
締結式には新北市立淡水高級商工職業学校の生徒も参加した。市教育局によれば、同校は2023年に県立の高遠高校と姉妹校提携を結んでいるほか、同県の上田西高校とも短期交換留学を実施している。これまでに交流に参加した生徒は、台日で異なるビジネスやマーケティングのカリキュラムについて理解を深めているという。