(台北中央社)衛生福利部(保健省)食品薬物管理署(食薬署)は4日、日本から輸入された乳幼児向け煎餅7ロットから、基準値を超えるカドミウムが検出されたとして、約398キログラム分が水際検査で不合格になったと公表した。積み戻しまたは廃棄処分される。
不合格となった煎餅はいずれも亀田製菓が生産した。台湾市場への流通はないとしている。
食薬署の統計によると、昨年7月20日から今年1月20日までに日本から輸入され、抜き取り検査を行った乳幼児向け煎餅329ロットのうち、9ロットから基準値を超えるカドミウムが検出され、不合格になった。食薬署の林金富代理署長は、日本から輸入される乳幼児向け煎餅に対する検査の抽出率を、20~50%に引き上げたと語った。3月3日までの措置だとしている。
この日は宮崎や鹿児島などから輸入されたキンカン7ロットと和歌山から輸入されたミカン1ロットの計約824キログラムからも基準値を超える農薬が検出されたことも併せて公表された。積み戻しまたは廃棄処分されるとしている。