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新型のアフリカ豚熱ウイルスを初検出 違法持ち込みの中国産ソーセージから/台湾

2023/12/19 14:42
新型のアフリカ豚熱(ASF)ウイルスが検出された中国産ソーセージ(獣医研究所提供)
新型のアフリカ豚熱(ASF)ウイルスが検出された中国産ソーセージ(獣医研究所提供)

(台北中央社)農業部(農業省)獣医研究所は18日、中国からの訪台客が違法に持ち込んだ中国産の豚肉ソーセージから新型のアフリカ豚熱(ASF)ウイルスが検出されたと発表した。同型ウイルスが台湾で検出されるのは初めて。

同所によれば、検出されたASFウイルスは新型の他、中国で2018年から流行しているⅡ型の2種類。新型ウイルスの感染例は去年、中国で初めて公表された。

同部動植物防疫検疫署の徐栄彬副署長によれば、現時点で国際獣疫事務局(WOAH)はその他の国における同型のウイルスの検出を発表していない。

台湾では、中国でASFの発生が確認された18年以降、水際での取り締まりを強化している。同所は、中華圏で贈り物の習慣がある春節(旧正月、来年は2月10日)前は違法持ち込みの摘発が最も多い時期だとした上で、台湾の人々に対し、帰国の際には豚肉を含んだ製品を持ち込まないよう呼びかけている。

(楊淑閔/編集:田中宏樹)

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