(台北中央社)海上自衛隊の護衛艦「いかづち」が17日、台湾海峡を通過したことが分かった。国防部(国防省)は同日夜、国軍は統合監視システムで台湾海峡周辺の海空域の動向を的確に把握していると強調した。また個別案件の詳細についてはコメントしないとした。
中国の外交部は17日、日本側に強く抗議したと表明。中国軍の東部戦区によると、いかづちは午前4時2分から午後5時50分にかけて台湾海峡を通過。海空兵力を動員して全行程を追跡、警戒したという。
台湾大学政治学科の郭銘傑副教授(准教授)は交流サイトを更新し、「国連海洋法条約」が体現する航行の自由の原則に基づくものであり、実際の航行を通じて国際水域の利用権の主張を維持するものだと指摘した。
また日本の今回の行動は既存の国際的な実践の延長と見なすことができ、米国以外の国も同様の方法で台湾海峡問題に関与し始めていることを意味すると分析。これまでの米国主導の航行と比べ、日本の関与はこうした行動の政治的・戦略的意義を一層高めるものだとの認識を示した。
さらに、海自艦の台湾海峡通過は、台湾海峡を巡る価値規範の対立が、大国同士の戦略的競争から地域的な多国間安全保障協力に変化していることを示していると指摘。戦略的シグナルを維持しつつ、誤認やエスカレーションを回避するバランスを各方面がいかに保つかが、地域の安定に影響を与える重要な要素になると述べた。
