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台湾海峡、今年8カ国の艦艇が12回通過 国家安全局長「友好国、中国にひるまず」

2025/12/03 16:31
国家安全局の蔡明彦局長=12月3日、中央社記者鄭清元撮影
国家安全局の蔡明彦局長=12月3日、中央社記者鄭清元撮影

(台北中央社)蔡明彦(さいめいげん)国家安全局長は3日、今年すでに8カ国の艦艇が台湾海峡を12回通過したと明らかにした。その上で、友好国が中国軍にひるまず、台湾海峡の平和と安定への支持を行動で表明し続けているとの考えを示した。立法院(国会)外交・国防委員会で述べた。

与党・民進党の陳俊宇立法委員(国会議員)への答弁。今年、台湾海峡を通過したのは米国、日本、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ベトナム、英国、フランスの艦艇で、12回の通過には米国と英国、カナダとニュージーランドによる合同での航行が含まれるとした。

蔡氏は、中国軍は外国艦艇による台湾海峡の通過に対し「無条件で追跡」を基本原則としていると指摘。海空の兵力を動員して追跡、監視に当たり、模擬攻撃も行うことで台湾海峡における軍事的な存在感を示していると説明した。

また、台湾は友好国と中国軍艦の活動パターンなどの情報を共有しており、友好国側が台湾海峡周辺の海域に入る際、中国軍の動向を把握できるよう支援していると強調した。

外国艦艇による台湾海峡の通過を巡っては、ロイター通信が先月、ニュージーランド海軍最大の艦艇である補給艦「アオテアロア」が通過したと報道。関係筋の話として、中国軍が同艦を追跡・監視し、航空機による模擬攻撃も行ったと報じていた。

(楊堯茹/編集:楊千慧)

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