(新北中央社)台湾が米国から購入したM1A2T「エイブラムス」戦車の第2陣42両が27日夜、北部・新北市の台北港に到着した。トランプ第1次政権が2019年に売却を承認した108両のうちすでに台湾に到着しているのは、昨年末に引き渡された第1陣と合わせて80両になった。
陸軍はM60A3やCM11「勇虎」など約1000両の戦車を保有しているが、使用期間が20年を超えるなど老朽化が進んでいる。軍はM60A3のエンジン交換の他、27年までの9年間で総額405億台湾元(約2千億円)以上の予算を編成してM1A2Tを米国から購入している。M1A2Tは台湾北部の防衛を目的に、陸軍第6軍団に配備される。
台北港に到着したM1A2Tは28日未明、民間のトレーラーに載せられ、防水シートに覆われた状態で港を出発。北部・新竹県の陸軍装甲兵訓練指揮部に輸送された。