(台北中央社)国民や一部外国人居住者への現金1万台湾元(約4万9600円)の一律給付について、口座振り込みの登録受け付けが5日始まった。申請の集中を防ぐため、9日までは身分証や居留証(ARC)番号の末尾で登録可能日を振り分ける。
現金給付は「国際情勢に対応するため、経済や社会、国土安全保障の強靱(きょうじん)性強化を図る特別条例」に基づき実施される。国民の他、台湾で居留許可を取得している外国籍配偶者や永久居留許可(永住権)を持つ外国人も対象となる。
受け取りは登録による口座振り込みの他、ATM受け取り、郵便局受け取りなどの方法が設けられている。口座振り込みは11日夜から順次入金が開始され、ATMでは17日から、郵便局では24日から受け取り可能になる。
口座振り込みの登録受け付けは、5日午前8時から特設サイト(https://10000.gov.tw)で開始された。5日は下一桁が0と1、6日は2と3、7日は4と5、8日は6と7、9日は8と9の人のみ申請できる。10日以降は末尾の数字を問わず登録できる。
受領期限は来年4月30日まで。来年4月に生まれた新生児は、同5月22日まで受け取れる。
国家発展委員会や経済部(経済省)の試算によると、現金給付によって、国内総生産(GDP)を0.415〜0.5ポイント押し上げる効果が期待されている。